過話§備忘録的な何か~2020年4月10日付~ [備忘録]
4月7日……コロナウイルスのさらなる感染を防ぐという名目で、特措法に基づく“緊急事態宣言”が発出された。東京をはじめとする7都県である。
元より、イベントや興行は中止が続いていて、人が集まったり移動したりするのに制限をかけることを目的としているものであろう。
だが、そうした制限を課すに対して、国からの保障はほとんど見えてこないのだ。なぜ家族経営の居酒屋や商店が営業を続けるのかといえば、日銭が頼りの商売だからで、店を開けて少しでも現金を手にしなければ、立ちいかなくなるのは当然のことではないか。
この国の政治家、官僚は、そのあたりの想像力が欠如しているのかどうか、今国民が何を必要としているのかがまったくわかっていないと思われる。
ここで下支えを施しておかなければ、コロナウイルスが終息した時、町場の商店が軒並み消滅しているかもという恐れだってないとは言えない。この国の政府が、いかに国民を見ていないかがよくわかる無策ではないか。
同じ日、新橋演舞場の四月大歌舞伎の全面中止と、5月から7月まで3か月興行となるはずだった“市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露”の延期が発表された。
個人的には、あまり食指をそそられない公演だが、そうはいっても市川宗家の名跡襲名というお祭りで、これがおそらくは一年先になるということだ。
日本から、いや世界中から興行というものが姿を消してしまっている。
《日常のトピックス一覧》
元より、イベントや興行は中止が続いていて、人が集まったり移動したりするのに制限をかけることを目的としているものであろう。
だが、そうした制限を課すに対して、国からの保障はほとんど見えてこないのだ。なぜ家族経営の居酒屋や商店が営業を続けるのかといえば、日銭が頼りの商売だからで、店を開けて少しでも現金を手にしなければ、立ちいかなくなるのは当然のことではないか。
この国の政治家、官僚は、そのあたりの想像力が欠如しているのかどうか、今国民が何を必要としているのかがまったくわかっていないと思われる。
ここで下支えを施しておかなければ、コロナウイルスが終息した時、町場の商店が軒並み消滅しているかもという恐れだってないとは言えない。この国の政府が、いかに国民を見ていないかがよくわかる無策ではないか。
同じ日、新橋演舞場の四月大歌舞伎の全面中止と、5月から7月まで3か月興行となるはずだった“市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露”の延期が発表された。
個人的には、あまり食指をそそられない公演だが、そうはいっても市川宗家の名跡襲名というお祭りで、これがおそらくは一年先になるということだ。
日本から、いや世界中から興行というものが姿を消してしまっている。
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