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懐話§昭和三十年代~小学生時代~ [昭和]

[承前]

昭和三十年代後半の1961年、小学校に入学した。ベビーブームは終わっていたとはいえ2学年上は6クラス。我々は5クラス……男女合わせて200人。

戦後しばらくして作られたと思われる校歌の歌詞には“よい子二千の……”とあって、団塊の世代の児童数が半端なかったことを物語っているのだ……この歌詞は我々が4年生くらいの時に、二千のところに校名を入れるという変更が行われている。

校舎は戦前の木造と、戦後増築した木造モルタル塗りが並んでいたが、団塊の世代が卒業していったことで教室がどんどん余るようになってしまった。それで余った校舎を活用しようと、新たに幼稚園を併設するようになったのだ。

そんな児童数だったから、休み時間ともなればそこそこ広い校庭も、芋の子を洗うような混雑だったし、秋の運動会もプログラムが盛りだくさんで、地域の一大イベントで、屋台も数軒くらい並んで、昼飯を挟んで朝から15時くらいまで、それは賑やかな催しなのだった。

そんな昭和の時代から元号が2回変わった今、思い立って調べてみたところ母校の児童数は、最盛期の十分の一となる6学年211人となっていたのだ。
                               [続く]

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