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鑑話§今年のクラシック振り返り [クラシック]

2019年一年間のパフォーマンスを回顧する時期となった。今日はクラシックを取り上げる。

一年間に通ったクラシックの演奏会は、国内と国外を合わせて以下のとおり29回だった。かつてはバレエで一項設けていたが、一回だけだったので合わせての振り返りとした。が、一回だけのバレエは期待外れに終わった。

オペラ4
オーケストラ2
弦楽四重奏10
室内楽3
声楽5
ピアノ4
バレエ1

今年顕著に通ったのは弦楽四重奏のジャンルで10回。よくも聴いたものだと思う。そして、今年の断トツで一番の演奏会も弦楽四重奏で、7月に聴いたエベーヌ弦楽四重奏団によるベートーヴェンである。ラズモフスキー第3番終楽章の息詰まるようなフーガ、原曲どおり最後に大フーガを持ってきての13番の2曲は、現代の弦楽四重奏の一つの頂点を示すかのような、自発性、即興性、彫りの深さなどなど、4人が持てる力を十全に発揮しての見事過ぎるパフォーマンスを展開したのだ。

img167.jpg

オペラ4回のうちのベストは、6月に旅行したベルリンのコーミッシェオパーで観た『ばらの騎士』だた。アンサンブル集団という長所が持ち味で、活き活きとした舞台を展開し、新鮮で刺激的な演出を堪能した。

同じく、ベルリン国立歌劇場でダニエル・バレンボイムが指揮した『トリスタンとイゾルデ』は、飛び切りの歌手を揃えた“大歌舞伎”の趣きとも言えるものだったが、音楽は素晴らしかったものの、眼にする演出が尻すぼみとなり、総合点では小劇場系演劇的なコーミッシェに譲ることになったのだ。

というわけで、今年聴いたクラシックについて大雑把だが振り返ってみた。それ以外にも、適当かつ散漫な感想をまとめてあって、下からリンクをたどって読めるはずである。

《クラシックのトピックス一覧》
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